2012年7月5日木曜日


1606912.M41


集合艦隊『テュポーン』との戦闘で致命傷を負い、「時なき墓所」での修復を終えた『クェーンドール王朝』のオーヴァーロードが、戦場に戻ってきた時、最初に欲したのは報復であった。
戦闘自体は膠着する形で引き分けたが、自身を痛めつけたスウォームロードたるハイヴタイラントを抹殺し、相応の報いを与えなければ収まりがつかないのである。




アブ・カマル渓谷に大規模なティラニッドの巣穴があるとの偵察情報を得たオーヴァーロードは、直ちに渓谷及びその周辺一体に徹底的な空爆を加え、自らは渓谷に続く道に手勢を展開させた。
空爆は渓谷内の崖を各所を崩落させ、火の海と変えた。それから半刻と経たないうちに、ティラニッドの群集団は谷の入口から、猛然と飛び出してきた。

しかし、その動きは理路整然としており、完全な統制を受けた戦闘隊形をとっていた。
ティラニッド群集団は、スウォームロードの副将と推測される青い三本角のハイヴタイラントが統率しており、ネクロン側の封鎖線を突破すべく進撃を続けた。また、ジーンスティーラーやウォリアーで構成された別働隊が、包囲網に穴をあけようと襲撃をしかけた。





オーヴァーロードは大量のデストロイヤー部隊とナイトサイズ、アナイアレーションバージ用いた機動防御を展開し、ティラニッドの別働隊を的確に迎撃し、突進する敵本隊の足を止める。
ネクロン兵団の巧みな阻止行動は、ティラニッド群集団を確実に消耗させ、巨大なティラノフィックスや、堅牢なハイヴガードを撃ち減らす。

ハイヴタイラントは単身、正面に展開するネクロンの歩兵隊めがけて突進し、彼らを殺戮する。
ネクロンウォリアーの戦列を突破したハイヴタイラントであったが、そこには復讐に燃えるオーヴァーロードと宮廷家臣団が待ち構えていた。
オーヴァーロードのウォーサイズが外骨格装甲を叩き割り、致命的な一撃を見舞うと、既に満身創痍のハイヴタイラントは力なく崩れ落ちる。

その後も、残ったティラニッドの残存部隊は包囲網からの脱出を試みたものの、失敗し、再び渓谷内へと引き返していった。

この直後、渓谷にさらに猛烈な空爆が加えられ、アブ・カマル渓谷は地図上から消滅した。
オーヴァーロードはハイヴタイラントを抹殺し、ティラニッドに甚大な損害を与えることで、幾らか溜飲を下げたのだった。

アブ・カマル渓谷に作られた『テュポーン』の巣穴は、群集団が北上する上で、必要な個体種を供給する役割を果たしており、40万匹に上る小型個体種や1000匹のカーニフィックス、その他大小多数の個体種の幼虫が養育されていた。
ハイヴタイラントを失いまた、この最も重要な兵站基地を失ったことにより、『テュポーン』は『クェーンドール王朝』が実効支配する北方への侵食を断念し、戦力を再建するために赤道方面へと後退していった。


規模:2000P、シナリオ:撃滅指令、初期配置:槍の穂先たれ
戦闘結果:勝者(ネクロン)、敗者(ティラニッド)